2018年の診療報酬改定において、臨床心理士関連の項目での変更がありました。
以下にまとめておきます。
長谷川式スケール・MMSEが診療報酬に
高齢者の領域でよく使われている長谷川式知能評価 スケール、
MMSEはこれまでは基本診療料に含まれていました。
そのため心理士が検査をとっても報酬にならず‥‥ボランティア状態。
しかし、今回の改訂で施行頻度の高い認知機能検査についての見直しが入り、
なんとD285認知機能検査その他の心理検査の「1 操作が容易なもの 80点」
として 算定可能となりました。
今回追加されたのは80点の検査ですが、
よく実施される検査なので地味にうれしいですよね。
うちの病院でも実施回数ナンバー1の検査でした。
そして、今回の改訂ではそれに加え児童用の検査がいくつか追加されています。
厚生労働省の精神的な疾患の早期からの対応という方針が見て取れますね。
今後もこうした流れは続くと思われます。
追加されたのは、M-C HAT、STAI-C状態・特性不安検査(児童用)、
DSRS-C、長谷川式知能評価 スケール、MMSE、前頭葉評価バッテリー、
ストループテスト及びMoCA-Jです。ぜひ活用していきましょう。
2020の診療報酬改定で算定間隔が指摘されました。
診療報酬改定2020関連はこちら
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