luluは最近、パワーセラピーと呼ばれるような強力な効果のある技法に興味を持っています。それは通常の心理療法では治療に時間がかかりすぎたり、まったく歯が立たないことがたびたびあるからです。
この本で取り上げられている心理療法は、luluが興味を持ってワークショップを受けたり、実際に臨床で使っているテクニックに関するものばかりです。まだ新しい分野なので怪しいイメージがあったり、古い考えのカウンセラーからは眉唾ものの見方をされることがあるかもしれません。
古いやり方にしがみつくか、それとも新しいテクニックの世界に飛び込むか・・・。まだ若くて考えが柔軟な若手セラピスト&予備軍の方にはぜひお勧めしたい本です。
2002年当時こんなことを書いていました。
EMDRもすっかり今では定着していますね。
トラウマ関係の心理療法では標準治療といってもいいくらいです。
EMDRによる治療はもはや定番化
きちんと訓練を受けたらアタリマエのことなんですがEMDRの肝というべきところは
トラウマティックな体験が起こっている状態に両側性の刺激を加えることで脱感作を起こす
ということなんです。
本来起こるべきではない「闘争か逃走か」の反応が起きてしまっているのを
(比較的安全に)ぶち壊すわけですね。
強迫性障害の治療にEMDR
個人的には強迫性障害の治療に用いることがしばしばあります。
暴露療法や認知行動療法が基本的な治療手順だと思うのですが
行き詰まったりしたときに有効な気がします。
ずっと昔のniftyserveで「からだ」「あたま」「きもち」みたいな分類を
見たことがあるんですが、心理療法ってどこから入ってもいいんですよね。
身体やイメージから入るのも全然あり。
今でも価値を失わない!
今となってはちょっと古い本かもしれませんが一読の価値あり!
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