世界保健機関(WHO)は「ゲーム障害」を疾病として認定
CBnewsさんに「ゲーム依存症 」に関するニュースが掲載されていました。
スマートフォンが普及したことでゲーム依存の問題が深刻化しています。
昨今、ゲーム機やPCを買わないとできなかったゲームがより手軽にできる
ようになっています。気軽に気分転換や時間つぶしができて便利ですよね。
ゲーム依存は ギャンブル依存症などと同じカテゴリ
でも、ゲームも利用の限度を超えるとそれは病気の範疇です。
ギャンブル依存症などと同じ精神疾患と位置付けられるのです。
診断基準としては
「ゲームの時間や頻度をコントロールできない」
「日常生活の中で他の活動を差し置いてゲームを最優先する」
「生活に支障が出ているのにゲームを続ける」
という3つの基準に当てはまる状態が12カ月以上続いた場合となります。
私は精神科に勤務していますが未だこの病名がついた人を見ていません。
残念ながら自らこの疾患で困って来院する人はまだ少ないと言えます。
むしろスクールカウンセラーで子どもたちと接する中で不登校の生徒・児童に
この基準に引っかかる人たちがいるように思います。
学校に行かず家で過ごすとなれば、その時間を埋めなくてはいけません。
それの対象がゲームになることは当然ありえる結果です。
気をつけなくてはいけないのはゲーム=悪ではないということです。
私もゲーム大好きです。
楽しいです。気分転換になります。仲間ができます。
そうしたよいところは残しつつ、適度な制限が必要と言えます。
依存症は自分だけでは抜け出せない
まずは受診、相談からです。
そして、ニュースに掲載されているように継続して関わることで、
ゲームのみの生活から抜け出すことができるようになります。
場合によっては同じような立場の人のグループ(集団)での治療が必要です。
私たち公認心理師はその助けをするために研修をしてきています。
学校、病院、保健所などにまず相談いただければと思います。
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