SDS うつ病自己評価尺度について解説

心理検査
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SDS(Self-rating Depression Scale)「うつ性」を評価する検査です。

日本語では うつ病自己評価尺度などと呼ばれることが多いです。

W.K.Zungによって作成され、日本語版は1965年に福田一彦、小林重雄らで作成がなされました。現在は三京房にて商品化されています。

 

ネット上ではSDSの無差別転載が横行している

 

三京房のWEBでも注意喚起がなされています。ダメ!無断転載!

ご注意:現在、SDS うつ性自己評価尺度につきまして、ホームページへ無断で掲載されている皆様 に削除のお願いをしております。本検査は弊社が著作権を取得している出版物であり、また専門性の高い心理検査の性質上、インターネット上の掲載はご遠慮下さい。お使いの方には弊社の用紙をご購入いただくか、用紙を使われない場合でも必ず弊社までご連絡下さるようお願い申し上げております。

 

残念なことにグーグル検索をしてみると公共機関や病院などでも無断転載がチラホラ見られます。

ダメですよ!〇〇市さん!!(通報しました)

さて、閑話休題。

SDS うつ病自己評価尺度の料金

 

SDSは20項目からなる検査でかんたんに実施できる検査です。

 

診療報酬の対象となっていますので医療機関にて保険で受験することができます

 

細かくいうと「D285 認知機能検査その他の心理検査 1 操作が容易なもの80点」に相当します。80点=800円ですね。3割負担だと240円ということになります。安い!

 

ちなみに医療機関でもきちんと用紙を購入せずにコピーなどを使っているところがあるようです。コピー!ダメ!きちんと購入しましょうね。うちの病院は千葉テストセンターから購入しております。

 

SDS うつ病自己評価尺度の実施方法、採点

 

SDSを実施する際には、それぞれの設問に対して「ないorたまに」「ときどき」「かなりのあいだ」「ほとんど」の4段階の評価をし、当てはまるところに〇をつけることになります。

説明の際には「一週間のうち、毎日あるようだったらほとんどかな。0日だったらないですよね。2~3にちならときどき・・・」などと具体的に伝えるとわかりやすいことが多いです。

最近では外国籍の方の受診も多く、通訳さんを介して実施してもらうことがあるのですが、細かいニュアンスを伝えることが難しくて困っております。

SDS うつ病自己評価尺度の点数


SDSの最低点は20点、最高点数は80点になります。

Zungはうつ病のカットオフポイントを40点としています。そして、「40~47点:軽度」「48~55点:中等度」「56点~:重度」という分類をしました。

 

日本における実情としては「~39点:健常レベル」「40~49点:軽度」「50~59点:中等度」「60点~:重度」という評価をすることが多いでしょう。

 

あくまで自己評価なのでこれでうつ病かどうかきまるわけではない、という点は強調しておきます。今どれくらいしんどいのかを数字化するという意味合いや継続的に評価して治療効果を見るたりするために用いられる心理検査です。

 

SDSは 因子分析的研究に基づく心理検査です

 

少し難しい話になりますが、SDSの各項目はうつに関する因子分析的研究に基づいて抽出されています。20項目のうち2項目は主感情、8項目は生理的随伴症状、10項目は心理的随伴症状を評価しているとされています。

 

それぞれの項目は、1:憂うつ 2:日内変動 3:啼泣(泣くこと) 4:睡眠 5:食欲 6:性欲 7:体重減少 8:便秘 9:心悸亢進 10:疲労 11:混乱 12:精神運動性減退 13:精神運動性興奮 14:希望のなさ 15:焦燥 16:不決断 17:自己過小評価 18:空虚 19:自殺念慮 20:不満足、に関連した慣用句で表すことができます。逆に言えば、これらが「うつ」に見られる症状とということになります。

 

―こころの力を活用する7つのステップ

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