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抑うつ神経症 |
抑うつ神経症は、軽度の抑うつ状態が長く続くことをいいます。
「離婚」「近親者の死」「リストラ」など、何らかのきっかけがあることが多いようで、対象喪失やモーニングとの関連が指摘されています。またストレスとの関連もあるようです。 特に、きっかけとなる出来事があったときに、素直に「悲しむ」ことができないときになりやすいようです。そうした出来事から時間がたった後に、気持ちの落ち込みを始めとする軽度の抑うつ的な症状が出現し、そのまま長引いて回復しなくなることが多いようです。 |
治療としては、抗うつ剤の投与が中心となります。場合によっては、カウンセリングにおいて、その場では体験できなかった「悲しみ」を再体験するという「喪の作業」を行なうことも有効だと思います。
ただ、この状態では「うつ」が内因性なのか、心因性なのか、神経症なのかを鑑別するのは難しいようです。 例えば、喜怒哀楽の感情がわかない場合は、うつ病を疑ったほうがいいのかもしれません。とはいえ、素人判断は危険ですから、なるべく医療機関・相談機関でみてもらうほうがいいと思います。 |
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