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こころの整理法 |
「こころの整理法」というのは、産業医科大の増井武士先生が開発した「こころのリラックス」の方法です。 「何だかいつも気になっていることがある」「夜になるといろいろ考えてしまって眠れない」「何か行動に移したいのだけど、もやもやして一歩踏み出せない」・・・そんなことってありませんか? そんなとき、ちょっと時間を取って、「こころ」と向き合って見るのもいいかもしれません。というよりも、これは向き合うという感じではなくて、仕分けるって感じなんですけどね(^-^;;。 いくつかステップがあるのですが、ここではluluなりのアレンジを加えたものを紹介します。これだけでも、気持ちがすーっとおさまるんですよ。luluも「こころ」がごちゃごちゃしたときにやっています。 |
リラックスができるような場所と、誰にもじゃまされない時間を確保しましょう。時間は5分くらいでもかまいません。できたら、落ちついて座れる場所がいいでしょうね。 座ったら、軽く目を閉じましょう。 (慣れてきたら、閉じなくてもできると思います) 軽く身体を動かして、自分が楽になれる姿勢を探して見ましょう。深呼吸して見たり、肩を動かして見たり、つま先をちょっと動かしたりして見るといいかもしれません。 「最近、どんなことが気になっているかな??」と、いまの自分が抱えている問題や気がかりを探して行きます。見つかるたびに、「あ、〜があった」と指を折って数えていきます。 その時浮かんだ「気がかり」のイメージを、自分のまわりのどこか納まりがいいところに置いてみます。 例えば「明日の仕事のことは、見えない背中の方において見る」など、いろいろ工夫をして見てください。どんな小さいことでも、ちゃんとひとつの問題として数えましょう。今日のご飯の献立のことでもいいのです。 注意しなければいけないのは、問題について考えたり、分析したりしないことです。ただ、「こんなことがある。あんなこともある」とゆっくりと点検して行くことがポイントです。 ときどき、深呼吸をしてみたり、身体を動かしたりすると、新しい気がかりが浮かんで来たりします。 「もうないかな? 他にないかな?」としつこく探して見ます。 もうなくなったら、いろいろな問題を抱えている自分をその場所に置いたつもりで、少し場所を移動します。そして、いろいろな問題を抱えている自分を、「ああ、こんな問題を抱えていたんだね」と少しの間眺めて見ましょう。 何か感想が起こってきたら、ちょっと心に留めておきましょう。 時間があるようでしたら、問題を抱えている自分を白紙に戻して、もう一度 step1 からやってみるといいでしょう。でも、一回だけで結構効果ありますよ。。 |
一般向けには、増井武士 『迷う心の「整理学」―心をそっと置いといて』 講談社現代新書がお薦めです。 >> Amazonの商品説明へ 専門家向けには、増井武士 『治療関係における「間」の活用―患者の体験に視座を据えた治療論』 星和書店をお薦めします。 >> Amazonの商品説明へ |
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