神経症

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離人神経症  



自分がない感じ、自分の身体がない感じ、この世界すら存在していないような感じがする。ご飯を食べても味がない、まるで自分が外部の傍観者になったような感じがする。

そのような状態が続くような状態を、離人神経症といいます。

ただし分裂病の初期や器質性の疾患の場合にも、似たような症状が出ることもあるので注意が必要でしょう。離人神経症の場合は、離人体験の間も現実検討はちゃんと保たれているのが特徴です。



離人神経症は、思春期、10代後半から20代前後の女の子に多い疾患です。しかし、軽いレベルでの一過的な離人体験を経験するのは、ごく普通のことといえます。

30〜70%の若年成人が離人体験に近い「解離」体験を起こしていると推定されています。



DSMー4では、解離性障害の中の離人性障害として位置づけられていますが、どうも入れるところがないので無理やり分類したという感じがします。

ここでは触れていませんが、多重人格もDSM−4では解離性障害の中の解離性同一性障害として分類されています。




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