神経症

□神経症とDSM−4 □抑うつ神経症

□恐怖症 □強迫神経症不安神経症

□心気症 □離人神経症 □ヒステリー





不安神経症  



不安神経症には、大きくわけて2つのパターンがあります。

ひとつめは、漠然と何か悪いことが起こるのではないかと不安になり、不安になるんじゃないかと考えれば考えるほど落ち着かなくなってくる(予期不安)。そうした不安の対象が時とともに少しずつ変化していく慢性の不安状態を言います。DSM−4では、全般性不安障害に分類されています。

もうひとつのパターンは急性の場合で、いわゆる不安発作と呼ばれるものです。DSM−4では、パニック障害に分類されています。

発作が起きると、急に心臓がドキドキして、呼吸ができなくなったり、胸が苦しくなったりします。だんだんと目眩がしてきて、冷や汗も出てきます。そのうち、気が狂ってしまうのではないか? 死んでしまうのではないか?というところまで不安が強くなったりします。

他にも、身震いがしたり、ふらつく感じや、現実が現実でない感じ(離人症状)が起こったりすることがあります。こうした症状から、救急車で運ばれるケースも少なくありません。

そうした不安発作に襲われた結果、また発作が起きるのではないか?という予期不安が起こったり、発作が起こりそうな場所を恐がり避けるという恐怖症の状態になることもあります。

さらに、不安発作について思い悩んだり、発作が起こることを心配したり、いままで関係のなかったことまで不安に思えてくるなどの慢性の不安状態が続くようなこともあるのです。

最近、CMなどで流れている社会不安障害(SAD)も大まかに言うとここに含まれていると思います。

不安神経症に関する一般書籍はたくさん出版されています。こちらを参考にご自分に合っているものを探してみて下さい。




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