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私のパニック障害―患者から学ぶ安心生活の方法
野沢 真弓 山田 和男
主婦と生活社 (2004/11)
売り上げランキング: 185,036


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今まで同じような本を何冊か見てきましたが、この本には本当に衝撃を受けました。体験談は患者たち本人しかわからない苦しみ、辛さがとてもわかりやすく書かれています。パニック障害という名前しか知らない方は、きっとこの病気の本当の恐ろしさに驚かれることと思います。

また、この本の優れていると感じる点は、ただの体験談に終わっていないことです。著者自らが代表をしている自助団体の会員の方々のアンケート結果が随所にまとめられていて、患者たちが病気以外のいろいろなことで苦しんでいるということが理解できます。また監修された医師による医学的な情報も載せられており、同種の書籍の中でも白眉と言ってもいいかもしれません。

文章自体は難しい表現が少なく、とてもわかりやすいと思います。またイラストつきの説明が非常に多く、読みやすさまで考慮されているように感じます。中学生くらいから年配の方々まで、幅広い層のより多くの方々にお勧めしたい一冊です。

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強迫性障害―わかっちゃいるけどやめられない症候群
久保木 富房 不安抑うつ臨床研究会
日本評論社 (1999/02)
売り上げランキング: 53,996


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OCDについてまとめられた本

いろいろな症状や処方が手堅くまとめられている本です。いろいろな症状について知るだけでも、病気をもった人は気楽になれると思うので、これだけでも十分武器になると思います。

ただ、一利用者としての視点からいくと、それほど優れたことが書いてあるわけではないように思います。

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人はなぜ神経症になるのか
アルフレッド アドラー Alfred Adler 岸見 一郎
春秋社 (2001/03)
売り上げランキング: 27,900


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本書は、1928年にアドラーから編集者に渡された講義記録に源を遡るようである。一部の精神症状や性に関する記述については、一般的な現代精神医学的見解との相違もあるので注意が必要である。

 人は人生の3つの課題(交友、仕事、愛)に対して、幼少期から“優越する”ためにとってきたスタイル(ライフスタイル)を通して対処していき、そのスタイルが非建設的なものであったときに神経症となると捉えている。彼の基本的な考え方は、理解しやすく、実践的で、学んでおく価値があると考える。優越するためにどのように症状が用いるられるかを目的論的、全体論的な立場から扱っている。

 本書は良書であると思うが、まずは原典でなく、現代アドラー心理学を学ぶことが効率的であると他書で専門家が指摘している。もっともな意見であり、注意を促したい。ただし、多少ではあるが、解説が古さを補っている。

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森田療法のすすめ―ノイローゼ克服法
高良 武久
白揚社 (2000/11)
売り上げランキング: 47,106


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森田療法をこれから学ぶという人にはお勧めです。創始者である森田正馬の著作は、時代が古いので違和感を感じるかも知れません。それよりも、森田療法を現代的に発展させた功労者である高良氏のこの本を読むほうがいいでしょう。

 森田療法の考え方、その適用が、素人にも分かり易く書かれています。また症例も偏らずにまんべんなく挙げられています。わたし個人も、神経症を患ったときに、たまたま手にした最初の本がこれであったのは幸いでした。

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不安・恐怖症―パニック障害の克服
貝谷 久宣
講談社 (1996/03)
売り上げランキング: 19,568


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この本は、パニック障害の基本をきちんとおさえていると思います。色々な体験談も含めながら、正しい治療法が記されています。

症状、薬物治療に関する疑問や、治療の時間など、知っておきたい、様々なことが全て書いてあります。特に、家族や、周囲の人の対応の仕方が書いてあるので、周りの理解を得るために非常に役に立つと思います。

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不安でたまらない人たちへ―やっかいで病的な癖を治す
ジェフリー・M. シュウォーツ Jeffrey M. Schwartz 吉田 利子
草思社 (1998/07)
売り上げランキング: 28,627


[商品レビュー]
非常に良い本。

著者の人も、専門的な言葉だけ羅列するのではなく、OCDという悪魔と戦って勝とう!という風に、読んでいるほうも躍動感を感じてしまう。

こういう本(特に日本人の作者)では、著者が患者を馬鹿にしているような書き方をしているものをよく見かけるが、この本にはそれがまったく無い。

シュウォーツ博士が、真摯に患者のことを思いやり、また尊敬していることが、読んでいるとよくわかる。この本(その他の本)を読んで、直ぐに治る、ということは無いと思うが、自分は2年くらいこの本を読み続けている。

強迫神経症が一生続く敵だとあきらめれば、この本が最大の武器になる。

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電車に乗れない人たち―大丈夫、パニック障害は治るよ!
松本 桂樹
WAVE出版 (2002/07)
売り上げランキング: 5,906


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最初読む前には、難しいそうな内容なのかなと思っていたのですが、とてもわかりやすく読みやすいものでした(ただ、ひらがなが少し多めでしょうか。意図のある部分もあると思いますが)。

 知人に「電車に乗れない人」がいて、その人の状況や気持ちを理解しようと努力はするのですが、自分は経験のないことなので、その難しさを感じていました。私を含め周囲の反応は、根性がないから、さぼっているなどといったものになっていきがちです。この本を読んで、今まで全く知らなかったことをいろいろ知ることができました。私一人だけでなく、もっと周りの人にも読んでもらえれば、こちら側の認識や対応、対処法も変わっていくのではないかと思うので、これから勧めようと思っています。

 それに、この本の中にあるストレスチェックやその他のテストをしてみたら、私にとっても、全くの他人事でもないようなのです(!)。早速、本の中に紹介されているリラクゼーション法、やってみていますP> 「電車に乗れない」で悩んでいる方はもちろんだと思いますが、自分が「電車に乗れない人」でなくても、読んでみてよかったです。お薦めです。

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わたしもパニック障害だった
ルシンダ バセット Lucinda Bassett 片山 奈緒美 星野 仁彦
ヴォイス (2004/09)
売り上げランキング: 26,245


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私も不安障害をもっておりました。そして、この本に出会いました。題名にあっとうされてしまい、購入するのが怖かったのですが、「FROM PANIC TO POWER」という意味に魅了されて、購入しました。

読んでみると、涙がでてとまりませんでした。誰にも理解してくれない思いが、ここにはあったのです。著者の方に、わかってもらったって感じです。もちろん、この本によって、不安障害も克服できました。

はじめは、読んでも克服できなかったら、っていう不安もありましたが、読んでみたら、本当に感動的です。是非とも、購入されるといいと思います。きっと自分だけにしか、解らない心の痛みを、癒すことが出来ると思います。私は読みながら涙があふれて大変だったくらいです。

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心の病の治療について、とても丁寧に説明している書籍です。

不安神経症、心気症、ヒステリー、強迫神経症、うつ病、分裂病の治療の実際について、事例を通して説明されています。カウンセリングの初学者はもちろん、患者さんにもお勧めの一冊です。

同じ著者の「境界例の治療ポイント」も合わせて読むとさらに良いかもしれません。

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