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(10件)
ジョン・ウェアラム 中田 あき 英治出版 (2004/12) 売り上げランキング: 14,650
[商品レビュー] なんともグサリとくる題名です。内容はというと、著者が刑務所の囚人たちに社会復帰のための講義をしながら、彼らが囚われてしまっている失敗の原因を明らかにしていくというもの。
ここで道具として使われているのが、著者による心理テストなのですが、これがあなどれません。
初めは半信半疑でした。でも、その解説を読んでいると、納得すること然りです。人に指摘されると腹がたつようなことであっても、それを客観的に見ることができ、改善しようと思えました。
心理テスト、まずは試してみてください。
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ジョン ブラッドショー John Bradshaw 新里 里春 日本放送出版協会 (2001/02) 売り上げランキング: 9,357
[商品レビュー] 発達段階を経ながらそれとリンクさせてアダルトチルドレンについて書かれていて、とても参考になると思います。ただ、本書にのっている瞑想については私は実践していないのでなんとも言えません。インナーチャイルドに手紙を書くというエクササイズも実践していませんが、有効なのではないかという感想です。機会があればやってみようと思っています。
「ワンダーチャイルド」という概念については、「インナーチャイルドの対概念である」という程度の理解でよく、深く追求する必要性は感じませんでした。つまり、ワンダーチャイルドは「完璧な状態」で、そこから少し何かが欠けるとインナーチャイルドになるという感じです。主に第1部と第2部を中心に読まれることをお勧めします。少しよみづらいという印象を受けたのは、翻訳書だからでしょうか。まあ、たいした程度ではありませんが。
現在アダルトチルドレンに悩んでいる人のみならず、これまで「あまり怒りを表現できなかった人」や「良い人と言われてきた人」などにも、本書はぜひお勧めです。感情を解放することが重要であるという主張が一貫してなされていますので。
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下園 壮太 日本評論社 (2004/05) 売り上げランキング: 9,318
[商品レビュー] この本では、筆者自身が「プチ認知療法」と銘打った、臨床現場で実践的な様々な工夫をみることができる。
認知療法?と聞いて、一歩引く人もいるかもしれないが、非常によくできた一般向けの本である。また、よく認知療法を知っている人が読めば、「認知療法ではない!!」と怒るかもしれないが、現場では、このような考え方や方法が、有効なことが多いのである。
私も、認知療法を知った当時は、「すごい心理療法だ!」と思ったが、筆者も指摘するように、元来、認知療法は、論理的に考え、自己の主張することを良しとする欧米の心理療法であるから、日本人には、なにぶん難しく感じられるだろうと思っていた。
そういった意味では、このプチ認知療法は、一般向けにかかれているが、心理臨床家にとっても非常に有益だと思うし、こうした姿勢で臨床に取り組むのが望ましいと思う。
是非、心理臨床家にも一読することをおすすめしたい一冊である。
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東山 紘久 創元社 (2000/09) 売り上げランキング: 9,823
[商品レビュー] 対人関係を良好に保つための手段として、臨床心理士として活躍する著者がカウンセリングで重要視される「聞く」技術を一般向けに紹介しているところが特徴的。対人関係に悩む人はもとより、営業職など、より良い人間関係を築きたい人に向いている。
ここでいう「聞く」とは、ただ耳を傾けるだけではない。「聞く」には理解が必要であり、「話す」より膨大な努力を要すると著者は語る。実際のカウンセリングでの会話を掲載し、読者に対し「さて、あなたならどう答えますか?」と尋ね、読み進めながら読者自身が自分の反応や態度を考え、それをより良い「聞く」態度に修正するという方法で、対人関係における自己鍛錬の場を提供している。
また、いかに井戸端会議での会話が洗練された「聞く」技術と良好な人間関係を保つことに長けているかを良い例として取り上げた。専門家から見た「話す−聞く」相互関係とその技術を、我々が思い浮かべやすい生活場面を想定し、楽しみながら学べる気軽さがある。
訓練を進めるうちに、相手が話すことに対してどれだけ我々が「聞く」耳を持たないか、また、そのことで過去の人間関係が崩壊した可能性も否めず、「眼からうろこ」状態を体験するかもしれない。一般向けに書かれているため、専門用語はほとんど使われていない。しかし、全31章の「聞く」技術に関する講義と訓練の場は、「臨床心理士だったらこうする」という反応や態度も示され、臨床心理士の卵にとっても価値ある1冊だと言える。(青山浩子)
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吉野 槇一 主婦の友社 (2004/10) 売り上げランキング: 16,976
[商品レビュー] 好評の『脳内リセットー笑いと涙が人生を変える』第2弾。 日本医科大のリウマチ医であり、笑いと免疫力(自然治癒力)の研究では世界的に有名な著者は、長年の臨床経験をもとに、心とからだの不思議な関係、脳の構造と働きを科学的にわかりやすく解明する。また笑い(涙)が治癒力を高め、ストレスを軽減させる仕組みも科学的に実証する。
主な内容。 第1章 心とからだはつながっている 第2章 笑いはこんなにもからだに効く 第3章 つらければ泣けばいい。眠って忘れればいい 第4章 脳をリセットすればストレスも消える 第5章 病気を知ると、人間が見えてくる
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福島 哲夫 ナツメ社 (2002/10) 売り上げランキング: 33,380
[商品レビュー] ユングに興味を持ってユング関連の本を読んでみたけど、なんだかよくわからない、という人にお薦めの本です。
なじみのない言葉もわかりやすい説明がついています。この本を読んで、その後、他のユング本を読めば、内容がすんなり頭に入るんじゃないでしょうか。
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河合 隼雄 谷川 俊太郎 講談社 (1993/09) 売り上げランキング: 1,464
[商品レビュー] 「魂にメスはいらない」というタイトルが良い。
曼荼羅、箱庭療法など、西洋と東洋、日本的なるものはなにか、またそれは西洋世界の真髄をなすものと、どのくらい共通項があるのか、など、今現在の河合氏の学説の雛型が垣間見える。
西洋から興った科学万能の時代、人間は科学で推し量れる存在ではないことを「科学的」に、やさしい目線で教えてくれる本。
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河合 隼雄 講談社 (1994/02) 売り上げランキング: 5,588
[商品レビュー] 本書の始まり、第1章・第1節のタイトルは「昔話には魂がこめられている」。なんでそんなことがいえるのか、と冒頭から疑問を感じたけれども、著者はユング派の立場から、人間の心の普遍性<普遍的無意識・元型>につながるものが、多くの人に受け入れられ、時代を超えて存在し続けるのだ、というふうに説明する。
ここで読み解かれるのは、『ヘンデルとグレーテル』や『いばら姫』、『黄金の鳥』などグリム童話数篇。グレートマザーや、アニマ、トリックスターといった元型の概念を用いた読み解きのほか、物語に出てくる数字の意味なども説明されている。
読み終わる頃には、例えば村上春樹の作品なんかも、バラバラになるまで解釈してみたくなってくるのだけれど、それを見越してか、著者は昔話の読み解きを始める前に、フォン・フランツの言葉を引用している。「いかなる昔話の解釈もその昔話以上に出ることはできないのである」。
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可能性療法の著者、ビル・オハンロンによる一般向けの書籍です。 原因をくよくよと考えるのではなく、「いまできることは何か?」を考えていくことによって、生き方自身を少しずつ変えていくコツが書かれています。
いわゆるブリーフセラピー(短期療法)の自習マニュアルみたいな感じです。事例もたくさん挙げられており、読みやすく、実践しやすいのではないでしょうか。
過去のことばかり考えてしまう。自分の悪いところばかり考えてしまう。そんなあなたにお勧めします。
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読むだけで、なんだか「こころ」が落ち着く本です。
書き方はちょっと嫌なのですが (だって愛とがエゴとかでてくるから・・・) 書かれている内容は、すばらしいと思います。
自分を癒すにはどうすればいいか? 他人を癒すにはどうすればいいか? 癒されるとはどういうことか?
この本を読むと、そんなことがわかってくるような気がします。
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