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12歳からのエゴグラム―学校で生きぬくための心理学
高橋 久
ぺんぎん書房 (2004/11)
売り上げランキング: 27,841


[商品レビュー]
「人付き合いが何となくうまくいっていない気がする。」「もっと周りとうまくやりたいが、何をどうしたらよいのか分からない。」小学生だけでなく、大人でもそう考える瞬間は多いと思います。原因分析なしに対策など立てられるわけないので当たり前なのですが、なかなか自分で気づくのは難しいです。

この本では「自覚→原因→対策」の流れを図式的に把握することができます。高度な多角度からの心理分析を通じて、明るく分かりやすく原因を自覚させる。そんな愛情ある1冊です。

就職活動を控えた学生さんにもお薦めします。

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自分がわかる心理テスト〈PART2〉―エゴグラム243パターン全解説
芦原 睦
講談社 (1995/04)
売り上げランキング: 9,111


[商品レビュー]
世の中にはいろいろな「心理テスト」があるが、さて出てきた結果は「なるほど」だけれど、その後、何をどうしたらいいのかわからない。またたくさんの質問に答えたのに、出てくる答えが数通りしかないものもある。これではがっかりだ。エゴグラムは交流分析の中で生まれたものだけれど、日本に渡ってまた進化した。なかでも芦原氏のエゴグラムは、最も使いやすいものだと思う。

エゴグラムのメリットの一つは、50の質問に答えるだけで、実に243パターンもの結果が出ることだ。しかし一番のポイントは、芦原氏のエゴグラムでは、アセスメントとその後の助言が直結していることだ。つまりある部分(エゴグラムではある自我状態)が「弱い」というのがわかる(その部分の数値が低い)と、その部分を上げてやればいい。これには、質問項目をそのまま使えば良いように、芦原氏のエゴグラムではなっている。

例えばFC(フリー・チャイルド)という項目は、「してみたいことがいっぱいある」「よく笑う」などの10項目からできているが、このFCを上げるためには、「冗談をいってみる、とにかくわらう」とか「夢中になれる趣味をはじめる」といった対策(助言)が出てくる。

このちょっとした洗練(工夫)で、エゴグラムは、初心者に最もやさしい心理技法になった。そのエゴグラムがブルーバックスで手に入る。いい時代になったものである

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バウムテストはどちらかというと簡単に実施できるテストですが、実際に解釈を書こうとすると何を書けばいいのかさっぱりわからないことがあります。この本には150枚の樹木画が収録されており、内向−外向、未成熟、知的障害、不安、神経過敏・・・などの傾向によって分類、解説がなされています。

コッホの本を読み、これから実際にバウムの所見を書こうとするとき役立つ一冊ではないでしょうか。書いてある内容がちょっと極端かな?という感じもしますのでその辺を差し引いて読めばよいと思います。

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