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カウンセラーというのは専門的な仕事ですので、人によって向き不向きがあるかもしれません。とは言っても、luluは基本的にはなりたい人がなれる仕事だと考えています。楽観的かもしれませんが。 現役の臨床心理士さんのHPを見ると、適性に関して厳しいことを書いている人もいます。例えば、「病気持ちの人は、絶対に向いていない」とか、そういうことです。 こういうのを読むと「確かにそう言われれば、そうかも」と思ってしまいます。でも、luluだったら「向いているかどうかはわからないけど、仕事としてやっていくのはつらいことだと思う」と答えるでしょうね。 さて「カウンセラーになりたい」という人には、以下の3つのタイプがあるように思います。 「人の助けになりたい」 「カウンセラーって響きにあこがれて」 「なんだかわからないけど、なんとなく」 1番目の人には、すごく健康的で悩んだことなんてないという人と、自分がいろいろと悩んで苦労して立ち直ってきた(と自分で思っている)人の2種類の人がいるようです。 前者の場合、患者さんの苦しさがわからない、気持ちに共感できないカウンセラーになってしまう可能性がありますが、何を言っても大丈夫、頼りがいがあるという印象をもたれることが多いと思います。 後者の場合、自分が救われるために患者さんを利用するようなことが考えられます。また、自分が立ち直ったやり方を押し付けてしまうような「おせっかいカウンセラー」になる恐れがあります。逆に、傷ついた経験があるからこそ、患者さんの気持ちがわかるというところもあると思います。 2番目の人は、就職先しだいでめげてしまう可能性がありますね。テレビでやっているようなきれいな仕事ばかりではありませんので。職場に恵まれればうまくやっていけるのかもしれません。 3番目の人は、どちらかというとluluに近いのかもしれません。どうしてもなりたいわけでもないし、あこがれでもないけど、なんとなくなってしまった。このタイプの人は。実際に働いてみて、この仕事に何らかの意味を見つけることができれば続けていけると思います。 どんなタイプの人にも長所と短所があります。自分がどのタイプで、どんなことをしてしまうのか、患者さんにどんな風に思われやすいのか、ということをちゃんと意識していることが、自分の良いところを生かし悪いところをカバーするコツなんじゃないかな? そんなわけで、適性に関しては、あまり深刻に考えすぎない方がいいと思います。ただし、気軽にカウンセラーになりたいと言われても困ってしまう・・・いうのが本音です。そのことについては、[3]で少し触れるつもりです。 |