注意欠如多動性障害(ADHD)の3つの特徴 公認心理師が解説

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以前は注意欠陥多動性障害と呼ばれていましたが、今は注意欠如多動性障害と呼ばれます。 Attention-Deficit Hyperactivity Disorder の訳語です。

 

症状としては、注意力が乏しかったり、注意の持続時間が短い状態が見られます。また、年齢に不相応な過剰な活動性や衝動性のため機能や発達が妨げられている状態が見られます。これらは片方だけ当てはまったり、両方ともに当てはまる場合があります。

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不注意・多動性・衝動性の3タイプがある

 

これらの症状がすべてに表れるのではなく、それぞれの個人差が見られます。最も多いのが混合型であり、50~70%を占めると言われています。子どもの11%がADHDであり、男の子に見られやすい障害です。男児が女児の2~9倍の罹患率であると推定されています。ADHDは多くが4歳までに気づかれ、12歳までには明らかになるとされています。

 

また、ADHD児の20~60%に学習障害(LD)が併存するとも言われています。

 

注意欠如多動症(ADHD)の不注意優勢型

 

まわりの刺激などで気が散りやすく、集中力が散漫になってしまうタイプです。忘れ物をしてしまたり、ものを失くす、何度も同じようなことで注意されるといったことが起こりやすいと言えます。整理整頓が苦手なことが多く、机の中や鞄の中、ロッカーが乱雑になってしまいます。何かをやりかけて、やめてしまうようなこともしばしば見られます。

細かいところに注意が払えない、勉強や遊びなどの活動を持続することができない、話しかけられても上の空のように見える、集中力が必要な作業を避けたりしがちなどの特徴も見られます。

 

注意欠如多動症(ADHD)の多動性・衝動性優位型

 

じっとしていることが苦手でごそごそしてしまう多動性と思いついたら身体が動いてしまう衝動性が見られるタイプです。じっとしていられず手足をずっと動かしていたり、身体をくねくねしてしまうことが見られます。いつも走りまわっていたり、何かによじ登ったりすることが多く見られます。しゃべりすぎたり、「何かに動かされているように」振るまうことがあります。自分の順番を待てずに、まわりのじゃまをしてしまいトラブルになってしまうことも多いようです。

 

成人の注意欠陥多動性障害(ADHD)

 

先述した通り、ADHDは12才までに発現すると考えられています。ただし、症状が軽微であったり、まわりの環境しだいでは成人するまで気づかれなかったり、受診をしない場合があります。多くが職場での不適応を指摘され、受診に至ることが多いです。実際に面接をしたり、検査をするとADHDではないケースも多く見られます。いわゆる適応障害であったり、気分障害や不安症などによって仕事への不適応が生じている場合です。

またADHDの症状に関しては、一般的には子どものときには多動性が目立ち、成人すると不注意が目立つようになると言われています。これは加齢によって多動性が落ち着くために、不注意が相対的に顕著になるということです。

ADHD傾向のある人の一部には、多動性がいわゆる活動性、積極性として評価されたり、衝動性が素早い決断力などと認められたりすることもあるようです。その傾向がうまく生かして、社会生活をうまくこなしている人もいるようです。

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療

 

基本的には薬物療法による治療がメインとなります。二次障害を生じやすいので、そちらには心理的な援助が役立つことも多いです。日本で使用されているADHDの薬としては、ドーパミンという神経伝達物質をコントロールするメチルフェニデート徐放剤(コンサータ)、ノルアドレナリンという神経伝達物質のコントロールをするアトモキセチン(ストラテラ)があります。

 

子どものADHDへの対処としては、ペアレント・トレーニングが推奨されています。これは親が変わることによって、子どもの行動が変化していくことを期待するものです。親が子どもの良いところをほめたり、注目することによって、子どもの好ましい行動が強化され、問題となる行動が減っていくことを目標としたプログラムです。ADHDやASDの子どもたちには有効なことが多いです。

  

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