神経症の概論

神経症
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どんな人でも、一時的に不安になったり、同じことがどうしても気になってしまったり、ちょっとしたことが恐くて仕方なくなったりすることがあると思います。

神経症というのは、こうした「こころの揺れ」が固定化してしまうことで、その苦痛が続き、日常生活に支障をきたしている状態のことを言います。

精神病にかかった人は、自分の論理を通すためにある意味で社会的常識を捨てます。しかし、神経症にかかった人は、その社会的常識にがんじがらめになって、それをしないで済む言い訳を探しているような印象を受けます。

しかし、時代の流れからか、古典的な神経症症状を示す人は少なくなっており、神経症よりも人格障害と診断されるケースが増えているようです。

また、現在よく使われている診断基準であるDSM-4でも神経症という分類は用いられなくなっています。神経症概念とDSM-4の分類の対応については、[神経症とDSM]の項にまとめました。

*1999年当時に書かれた原稿であり、現在の状況にそぐわない可能性もあります。
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