lulu's monologue  

パワーセラピー
最近、TFTや催眠といったパワーセラピー(とでも言ったらいいのだろうか?)の拾得に励んでいます。

話を「うん、うん」と聞いて、それでおしまいというカウンセリングから脱却したかったのもあります(実際は、もっといろんな操作をしているけど、クライエントさんからはそうは見えないでしょう。。)。

病院勤めも4年目に突入し、スクールカウンセラーも経験したこと、一緒の仕事をしたカウンセラーさんの話を聞いたこと・・・そうしたいろいろなことが積み重なって「何が必要か?何が求められているか?」ということに敏感になっています。

いまの自分のセラピースタイルでは「早く楽になりたい」という人を十分に援助することが出来ません。病院にいるうちは医師の投薬という強力な助っ人がありますが、自分もいつまで病院に勤めているかわからない身です。手持ちの武器を増やしておかないと、リストラされたときに困りますしね^−^;。

10万単位のお金が飛んで行くにも関わらず、収入が増えるわけではないので、かなり生活は苦しくなりますが。しばらくは積極的に技術の習得に励もうと思います。ほんとうはこうしたセラピー技術をlulu-webにも還元できる良い方法があればいいのですが・・・いまのところ良い案が思いつきません。。
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著作権
ふだん、あまりネットサーフィンはしないほうなんですが、lulu-webにリンクを貼って頂いてるサイトをみることがあります(アクセス解析から調べてます)。リンクして頂いてるのはうれしいんですけど・・・たまーにlulu-webのコンテンツをコピペしてるところがあるんですよね(;;)。一応、著作権の表示もしてあるんだけどな。。

リンクを貼って頂いてるということで、lulu-webに好意的な考えを持って頂いているのは理解できるのですが、内容パクっては意味ないですね。

luluに限らず、管理人としては、こうしたことをされるとやる気が低下するものだと思います。パクリサイトにつぶされたサイトもけっこうありますしね。

なるべくそういうことはやめていただきたいものです。・・・愚痴でした。
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3年目の・・・
あっという間に3年目を迎えました。monologue更新一年ぶりです(汗)。

lulu-webも初めは個人のサイトとして、アットホームな雰囲気(謎)の場所でした。40万アクセスを目前にしているように、たくさんのアクセスを頂き、すでにluluの意志のみで運営の流れをコントロールできないような状態になりつつあります。正直、微妙な気持ちです。

以前からすこしずつ、管理者>カウンセラーという立場で発言するように心がけており、今後もそうした傾向は強くなるのだと思います。寂しいですが仕方ありません。左のメニューにあったmonologueが見つかりにくい奥に引っ込んだのも、これと関係がないわけでは・・・。

最近、論文を投稿し、このことにも触れていますので、機会があればまとめてUPしたいと思います。
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大切なもの
このサイトを立ち上げて、1年が過ぎました。楽しいこと、嫌なことを含めて、ほんとうにいろんな出来事がありました。どれも今となってはいい思い出です。何度も何度も運営をやめようと思いながらも、自分の時間を削り、自分のお金を使い、自分の知識を提供し、がんばってきました。

サイトに来てくれるみんなの声は、luluを支えてくれました。ご意見メールで送られてくる「ありがとう」に涙したこともあります。掲示板やチャットでも「サイトの運営がんばって下さい」と勇気づけられることが多かったです。

luluは「そうだね。みんなのためにがんばらなくっちゃ!」と自分に言い聞かせてきました。どこかに疑問を抱えながらも。その疑問の一部は、下にある「職業としてのカウンセラー」に書きました。でも「どうしてそんなにがんばるの?」という疑問には、ずっと答えがでないままだったような気がします。「悩んでいる人のためにボランティアでがんばっている?」・・・なんだか違うんですよね。luluはそんなにいい人じゃない。お人好しじゃない。

一部の方はご存知でしょうが、luluはチャットでサイト閉鎖宣言をしました(2001.2.15)。すぐに撤回しましたが(=^-^;)。その発言をするまでの数日間、プライベートのこと、サイト上のことでつらいことが重なり、luluは毎晩泣いていました。皆さんには想像できないかもしれませんが泣いていました。

カウンセラーと言えども、普通の人間です。ひどいことを言われれば傷つきます。日常のごく些細なことで苦しみます。ごく当たり前のことです。正直言って「カウンセラーだから・・・」「カウンセラーなのに・・・」という言葉を投げかけられるのに苦痛を感じていました。どれだけがんばっても、それ以上のものを要求される。そんな重みに耐えられなくなっての「閉鎖宣言」でした。

このサイトを「自分の居場所」「みんなの癒しの場」と言ってくれる人は多いです。うれしいことです。これまでに何度か閉鎖の話が出たことがありますが、その時には大抵「(自分を含めて)悩める人のための場所をなくさないで!」という意見をいただきました。確かにうれしいんです。こういう声を聞くのは。でも、何か違う。


今回の「閉鎖宣言」でわかったのはこの疑問です。このサイトはみんなのものであると同時に、luluのものなのです。他の誰にも負けないくらい、luluの「大切なもの」なんです。試行錯誤を重ね、少しずつ少しずつ作り上げてきた、多くの時間を割いて育ててきた、lulu's counseling roomが大好きです。

いま、こんなluluの気持ちをわかってくれる人がいます。自分では、ぼんやりとしか気づいていなかった事実に気づかせてくれた、luluの苦しみを理解してくれた。luluを支えてくれた。そんなあなたに「ありがとう」を言いたい。出会えてよかったよ(=^-^=)。

lulu's counseling roomが luluにとって意味あるものであり続けるうちは、がんばって運営していきます。ただ、ひとつだけ、来訪者のみなさんにお願いがあります。luluの大切なものを壊さないで下さい。・・・このサイトを守るために、luluは少し強くならなくてはいけないようです。
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職業としてのカウンセラー

普段の生活においても、自分では結構がんばって人の話を聞いているつもりなのですが、それでもたまに「カウンセラーなのに、どうして困っている人を助けないの?」と言われることがあります。

あくまでluluは、職業がカウンセラーなのです。仕事以外のときは、そんなに優しい人ではありません(^-^;;。病院に勤め、給料をもらい、限られた勤務時間の中で仕事をしているからこそカウンセリングを続けていけるのです。仕事以外の時間も、無償でカウンセラーをやりなさいと言われたら、luluは他の仕事を探します(>_<)。

もちろん仕事以外のときも悩み相談を受けることはありますが、それはカウンセラーとしてではなく、あくまで友人としてお話を聞こうと心がけています。

luluは、限られた時間、限られた能力の範囲で、あくまで生活の糧を稼ぐ仕事としてカウンセリングをしています。患者さんに対して、また悩める人に対して、何もかも無料でサービスすることはできませんし、一生面倒を見ることもできませんし、ましてや人生を肩代わりすることもできません。

世の中には、そうしたことができるカウンセラーもいるのかもしれませんが、luluにはそこまでできません。それにカウンセリング以外に楽しみをもたないカウンセラーは、クライエントを自分のための食い物にしている可能性があると思います。

今回、luluが有料でのメールカウンセリングを始めたのは、専門家としての知識・技術を安売りしないためであり、それは自分のことを大切にしたいということに他なりません。

もちろん、他のコンテンツがあってのlulu's counseing roomですから、バランスを取って管理していきたいと思います(=^-^=)。
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専門用語はなるべく使わずに

心理臨床家というのは専門用語が大好きなんですよね。「投影性同一視」「防衛機制」「グレートマザー」.....etc。それぞれの学派にだけ通じる言葉ばかり、すごくたくさんあるのです。

ラザラスによると、
1)自分の無知を覆い隠し、知識があることを初心者に示すため。
2)学派の結束を高めるため。
3)神秘的な雰囲気をもたらすため。
という理由によって、専門用語が用いられるようです。

はっきり言って、訳のわからん難しいことばかりを言っている人ほど、能力のない、口だけの人だと思っていいかも。ほんとうに能力のある人は、難しい言葉を使わなくても、やさしい言葉で、かみ砕いて説明することができるものです。

「オッカムの剃刀」(説明を不必要にすべきでないこと)ではありませんが、説明はシンプルな方がいいってことですね。

だから、意味不明なことを言っている心理学者には気をつけてね(笑)。

ちなみにluluは、意味不明なこと言ってないよね(^-^;;。
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Wounded Healer

臨床心理学の世界には、Wounded Healer(傷ついた癒し手) という考え方があります。セラピストは、自分自身が傷ついたり、悩んだり、苦しんだりした経験を通してのみ、クライエントの世界に入っていける。

セラピストがあまりにも健康的すぎると、クライエントの苦しみはぜったいにわからないし、そのまぶしさに近づくことすらできない。

そんな風に、luluは理解しています。

でもね、それって辛いことなんです。クライエントと話をするたびに、自分の傷と向き合わなければいけないから・・。luluは、就職してからの1年間で、自分がすり減ってしまったような気がしています。

自分の傷を通じて、たくさんの傷を引き受け、たくさんの人を癒していく。今日も明日もその繰り返し。

そんなセラピストの傷は、誰が癒してくれるんでしょうね。

ちょっと調子が悪いので、愚痴ってみました。
ごめんなさいね。

<追記>
「医に携わる者よ、汝みずからを癒せ。それが魂のふるさとへ帰る道だ」

自分で癒すしかないんですよ。luluが選んだ道だから...
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慢性分裂病者とともに

luluが勤める病院には、もう何十年も入院している患者さんがいます。

彼/彼女らは、luluが生まれる前から今日まで、この病院で暮らしているんですよ。信じられますか?

しかも、こういった患者さんたちは、病気が治らないから病院にいるだけではなく、退院しても行くところがないために病院にいるような場合もあるのです。頼れる身内の人が居らず、不景気で雇ってくれるところもないからひとり暮らしもできない。どこにもいけない。

病的体験はほぼ消失して、寛解(ほぼ治っていると考えてください)しているのに、社会は受け入れてくれない。

luluは、彼らに何をしてあげれるのでしょうか? 仕事を紹介してあげれるわけでもなく、ただただ彼らの絶望や不安を受け止めるだけ。

いっしょにいて、くだらない冗談を言い、楽しい時間を過ごしたとしても、luluは鍵のかかったドアの向こうへ帰っていくのです。

いちばん嫌なのが、鍵を閉める瞬間です。ガラス越しに患者さんたちがホールで思い思いの時間を過ごしているのが見え、luluに向かって手を振っている患者さんもいる。

鍵を「カチッ」と掛けた瞬間、luluの世界と彼らの世界は完全に分断されてしまう。鍵の必要性は十分にわかっているのにも関わらず(患者さんによっては閉鎖された安全な空間が必要なこともありますし、他の人へ危害が加わらないように隔離する必要もあるのです)、このいやーな感じは消えることがありません。

いつの日か、こうした違和感がなくなってしまうのか?

そうなってしまったら、もう、luluはダメでしょうね。
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心理テストの使い方?

luluは、心理テストあんまり好きじゃないんです。

テストが仕事の大部分なので、やらないわけにはいかないんですけど、やっぱり好きになれません。だって、心理テストが治療的に使えたことってないような気がするから・・・(使い方が下手くそなだけって声が聞こえてきそうですが)

性格・パーソナリティの診断と治療は別物だと思います。

「ちゃんとした診断をして、ちゃんとした見立てをしないと治療はできないんじゃないの?」っていう声が聞こえてきそうですが、luluは診断が必ずしも必要だとは思えません。

例えば、分裂病、神経症、うつ病などの病気の診断というのがあります。最近ではDSMなんてのもありますよね。これらの分類というのは、薬を投与したりするときには役立つものなのかもしれませんが、心理屋にはそれほど意味のないものなんです。

というのは、こうした分類っていうのは外側から見て記述できる症状をもとに作られているのですが、客観的な症状がわかったとしても心理的問題の解決には意味がないからです。

うーん。luluも混乱してきました。まず、精神科の病気と心理的問題とは、必ずしも関係があるとは限らないという前提を書かないとだめなのかな?

心理屋は精神科の病気は治せません、と書くとなんだか語弊がありそうですが、病気を持っているがゆえの悩みの解決はできるかもしれませんし、対人関係の障害を回復させることもできる、それから病気を持ちながらもどうやって幸せでいれるかという援助もできる、それらが心理屋のできる一次的なものかな。

でも、ややこしいことに、そうした病気の周辺域のことを解決することで、病気が軽減したり治癒するという副作用(笑)があるということがあるんですよね。
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lulu's counseling roomを開設しました

ちょこっと作ると飽きてやめてしまう、ということを4年近く繰り返してようやくヒトサマにお見せできるhomepageができつつあります。

まあ、ここまで作れるようになったのは、luluが就職して、本格的に臨床心理の仕事をし始めたことも関連しているんですけどね。

このサイトには、lulu自身の勉強も兼ねて、どんどん情報をUPしていけたらいいなーって思ってます。たくさんの人に見て欲しいけど、なんだか宣伝するのは面倒そうです。

よかったら友だちにも紹介してくださいな。。。

そんなわけで、何とか始動できました。なるべく画像を入れないで、テキスト主体の軽いサイトにしています。

よろしくお願いしますね(^-^)。
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mimicboard2 #078
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