睡眠障害とは
こころの病と睡眠との関係は深く、病を患うとぐっすり眠れなくなることが多くなります。本格的な発症の前触れとして、全く眠れなくなるようなことがありますので、3日も寝ないて活動しているような状況には気をつけたほうがいいでしょう。
こころの病からの回復に当たって、何よりも良質の睡眠をとることが重要だとluluは思います。
睡眠障害は、軽いほうから
(1) 入眠障害 ⇒寝つきが悪い。
(2) 中途覚醒 ⇒途中で目覚める。また眠れる。
(3) 早朝覚醒 ⇒朝早く目覚める。二度寝ができない。
(4) 全不眠 ⇒全く眠れない
と理解するといいでしょう。
また、悪夢を見たり、寝ながら徘徊したり、びっくりして起きたり(夜驚症)、昼間に急に眠くなったり(ナルコプレシー)するような症状が出ることもあります。
また、年を取ると睡眠が短くても大丈夫だ(早起きになる)と言われることもありますが、老人に睡眠障害が多いというだけなのかもしれません。
一般的に「寝だめ」は意味がないと言われていますが、前の日不足した分を次の日に補うことはこころの健康に取ってプラスだと思います。きちんと睡眠をとって、収支を合わせるようにしてください。
とにかく、眠れないのは一番しんどいことなので、薬(睡眠導入剤)を使って睡眠時間を確保する必要があると思います。
こころの病が改善されていくにつれて、睡眠障害も軽快していくものですから、問題に立ち向かう体力・気力を確保する意味でも睡眠の確保を第一にすべきでしょう。
回復の過程としては、
(1) 家族からは「眠っている」と言われるが寝た気がしない。
(2) 長い時間、うとうと、とろとろ眠ったり起きたりする。
(3) どれだけ寝ても眠りが足りず、目覚め心地が悪い。
(4) 目覚め心地がだんだんよくなり、たっぷり寝た気がする。
(5) ぐっすり眠って、目覚め心地がいい。
という段階を踏むことが多いようです。
>>中井久夫・山口直彦 (2001)『看護のための精神医学』,医学書院 を参考にしました<<