自律神経失調症とは
自律神経失調症という病気はきっちりとした定義のない曖昧な病気です。そもそも、こころの病気というのは身体とも密接な関連があるので、こころが病むと身体(自律神経系)の症状も合わせて出てくることが多いのです。
ですから、本当の病名を伝えるのに差しさわりがあるような状況(診断書、患者さん自身への説明)で使われる病名でもあります。だから、本来の意味でつけられたのか、それとも別の意図があってつけられたのか、注意しなければいけない病名だと言えます。
自律神経失調症とは、その名の通り、自分の意志とは無関係に働いている自律神経の調節機能に支障をきたしている病気です。たいていの場合、検査をしても自律神経に関わる身体的な疾患は見つからず、こころの問題によって起こるようです。
症状としては、だるい、疲れやすい、イライラする、動悸がする、胸が痛い、呼吸が苦しくなる、頭痛、肩こり、腹痛、めまい、身体のほてり・冷え、手足のしびれ、頻尿・・・・・・など多岐にわたります。病態としては「仮面うつ病」に似ているところもあるかもしれません。