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ミルトン・エリクソン 子どもと家族を語る
ジェイ ヘイリー Jay Haley 森 俊夫
金剛出版 (2001/05)
売り上げランキング: 184,916


[商品レビュー]
 社会が複雑化する現代、最も有効な心理療法といわれているのが家族療法である。しかし、それを使いこなせる治療者は日本では数えるほどしか存在しない。  ミニューチン、ミラノ派などはすでに成書も多いが、家族療法の原点ともいえるエリクソンが、実際にどう家族を扱ったのかを伝える書は、日本には存在しなかった。

 この本のレビューでは、若いヘイリーらの大ボケぶりが面白いと、揶揄するようなコメントがあるが、むしろ逆であろう。インタビュアーのヘイリーたちは、初心者からの質問という意味では、なかなか聞けないところを聞いてくれているとも言える訳である。

 なかでも「交互に叫ぶ」症例などは、エリクソンの天才的ジョイニングの姿勢を如実に表しているし、「足の大きな女の子」の例では緻密に計画されたように見えた介入が彼ですらその時まで思いつかなかったものである、という告白がなされ、彼が天才というより非常によく患者を観察する人であったということが分かってくる。エリクソンの見事さにため息ばかりつく我々にも、努力の余地が残されていて、どこかほっとさせられる。  また、他にはないエリクソンの自伝も掲載されている。ポリオに侵されつつも果敢に人生を駆け抜けた彼の生涯に多くの人は勇気付けられるはずである。

 非常に難しい心理臨床の場で最も難渋する家族療法に対し、これほど新鮮で示唆に富む本はないであろう。心理療法家に限らず、家族のあり方を知るうえでも、また、催眠療法の極意を知る見方からも、お勧めできる書である。

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アンコモンセラピー―ミルトン・エリクソンのひらいた世界
ジェイ ヘイリー Jay Haley 高石 昇 宮田 敬一
二瓶社 (2000/12)
売り上げランキング: 22,831


[商品レビュー]
待ちに待った最高の心理療法のバイブルが、ようやく日本語に訳された。ミルトン・エリクソンとは現代に医学的催眠を導入し、確固たる心理療法にしたアメリカの精神科医である。そのいまだかつてない介入は、当時方々の臨床家をあっといわせる天才的なものだった。

 しかし、彼が創始したからといって、誰にもまねの出来ないものではなく、著者であるジェイ・ヘイリーらによってその治療の組立は一般の臨床家にもわかりやすく解説され、他の「戦略的心理療法」や、同じ二瓶社の「私の声はあなたとともに」などによって日本に紹介されている。

 この本の特徴は、エリクソンの心理療法を、わかりやすく、かつ、深く、かつ、無駄のないエッセンスとして紹介したことにある。これまで出ていたエリクソン関係の本は、エッセンスに絞りすぎてエリクソンの意図が伝わってこなかったり、難しすぎて要点がぼやける嫌いがあった。

 エリクソン自身があまりそういう本を書かない人であったため、現在彼の神髄を直接伝える本は少ない。しかし、その弟子らによって多くが紹介されてきている。この本が他の本と異なるところは、エリクソン本人がきちんと出版前に目を通しており、その出来の良さに「この本こそ私の治療を最もよく伝える本だ」と話したことにある。

 しかも、戦略的側面に偏りがちなヘイリーの癖があまりあからさまになっておらず適度に読みよい。  初心者は、頭をぶん殴られたように衝撃を受け、感動するであろう。あるいは、自分の治療を見つめ直すチャンスになるかもしれない。

 中級者は、わくわくして読むであろう。しかし、一部わからないところは、臨床をつづけるうちに、何度も読み返し、その度毎に新たな発見をするであろう。  上級者は、行間を読む毎に、エリクソンの息吹を感じ、ため息をつくかもしれない。  私はこの本は一生のバイブルとして、座右に置き、ことある毎に読み返していきたいとおもっている。

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催眠誘導―エリクソン・メソード決定版
ジョン グリンダー リチャード バンドラー John Grinder Richard Bandler 小宮 一夫
アニマ2001 (1995/04)
売り上げランキング: 13,530


[商品レビュー]
認知社会心理学系の本を読んでいる人ならスキーマとかの言葉に見覚えがあるでしょう。本著では催眠誘導に関してトランス誘導を効果的に引き起こすための重要な要素の一つに相手の催眠を促す要素を発掘することが挙げられていました。スキーマと似てるなと思えて至極体系的に心理学、心理療法として理解できました。

今まで世間巷で「いかがわしい」と思われがちな催眠術(誘導)を改めて自分にとって学問的に分かりやすく理解させてくれた書籍でした。

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クラズナー博士のあなたにもできるヒプノセラピー―催眠療法
A・M・クラズナー 小林 加奈子
ヴォイス (1995/12)
売り上げランキング: 6,725


[商品レビュー]
催眠を独学するのに、何か1冊というならこれ。
他人に催眠かけるのに最も大切なことは、
いろいろな手を身につけるよりも、
まずは失敗しないこと、そして信用されること。
そのための、実に丁寧にプロセスがまとめてある。


越えてはならない(リスクの高い)一線も、
そのための対処も触れてある。
いろんな意味で失敗のない一冊。

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子供、親子、夫婦の問題を解決する―家族のためのNLP
堀井 恵
東洋出版 (1999/04)
売り上げランキング: 15,980


[商品レビュー]
この本は理解しずらい、NLP(Neuro-Linguistic-Programming)を分かりやすく説明しています。具体的な例がたくさん載っているのでどのように応用されているのかもよく分かります。

この本を機に、堀井恵のセミナーを受けました。感動的です。
人生がぐっと開けて、人生の豊かさがアップします。
ぜひ、読んでみてください。
また、魅力的な堀井先生にも会う価値あり!

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NLP(神経言語プログラミング)に関する本は結構出ていますが、案外ワークショップの内容を丸写し・・・というのが多いかもしれません。

この本はNLPの全体をきちんと網羅し、説明しており、NLPを系統的に勉強したり、ワークショップなどで学んだことを振り返るのに最適です。

NLPを知らない方もいるかもしれませんので、簡単に解説も・・・。NLPはミルトン・エリクソンの流れを汲む現代催眠、コミュニケーション・スキルの集大成です。ビジネスシーンでも使われることがあるようです。

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筆者はミルトン・エリクソンの流れをくむセラピストです。この本に出てくるテクニックはどの流派でも取り入れることができるものが多く、臨床における持ち駒を増やすにはもってこいの一冊です。

現代催眠やエリクソン・アプローチに興味を持っている人は必読です。luluも愛読しています。どの部分からでもパラパラと読めるのもよいところかな。

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