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広汎性発達障害の子どもたち―高機能自閉症・アスペルガー症候群を知るために
辻井 正次
ブレーン出版 (2004/09)
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[商品レビュー]
今まで読んだ、発達障害の本の中では読みやすく、また、違った切り口でとても参考になります。

Q&A式になっているところはそうだそうだ!!ととても共感。例えば保健師に様子を見ましょうといわれて一年がかりで自閉症になった、とか、実際によくありうる内容がわかりやすい言葉で書いています。字は多いですが、あっ!というまに読めました。中京大の先生で、アスベ・エルデの会でご活躍されているそうです。

自閉症とは云云、という本とは違った角度で自閉症について知りたい人向きだと思います。個々によって様々な自閉症。いろんな現場、いろんなケースを見てきた著者だから言えること書けることがある。

自閉症の子どもを持つ親、少しでも関わりのある人、支援者、家族、きょうだいにも読めるものだと思う。きょうだいへ、おじいちゃんおばあちゃんへお願いという項目もあります。

私はこれにあえて違った角度で「広汎性発達障害の子どもたち」を考えるようになった気がします。

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事例に学ぶ不登校の子への援助の実際
小林 正幸
金子書房 (2004/10)
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[商品レビュー]
不登校の初期段階において、そのきっかけとなった事象を取り除くことで、不登校の長期化を防ぐことができるという。著者は、不登校になるきっかけのほとんどが、学校に関するものであるという事実を、データーを示して証明している。

魅力ある学校、教室作りをすることで多くの不登校児を救うことができ、また、その予防もできるという。不登校児との関わり方についてわかりやすく解説し、魅力ある学校・学級とはどういうものかを教えてくれる一冊である。魅力ある学級をつくるということは、すべての子どもたちに有効なことである。

不登校児をかかえていない学級担任も、一読の価値ありである。魅力ある学級作りに関する書籍として、向山洋一氏の著書もお薦めである。

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不登校から脱出する方法
石川 瞭子
青弓社 (2002/09)
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小3の息子が不登校になった。複数の病院・相談所等に相談したところ、いずれからも「今は見守る時期」といった指導を受けた。数ヶ月、そうした援助者や妻からも息子への働きかけを禁じられたまま、様子を観察するのみで一向に出口が見えない日々に疑問を感じ、不登校について調べ始めて何冊目かに出会ったのが本著だった。

著者は、数多い臨床経験をベースにして、不登校に至った心理でなく生活パターンによって分類し、それぞれの問題点を指摘している。著者は、その方法論を自ら異端と言うが、その洞察は鋭く、不登校は時間が解決してくれるといった無意味な幻想を抱かせるのでなく、長期化することによって負う社会的リスクを明らかにした上で、復学を助けるための親の役割を具体的に示している。そこに示される解決策は、心理分析から導き出されたものでないとしても、結果的には心理的に十分納得できるものである。

読者は、本著を参考にし、意を決して不登校からの克服に取り組み、息子を復学させることができた。もし、本著に出会うことなく数年を「ただ見守る」だけに過ごしていたら、と考えると恐ろしさを覚える。本著は、読者にとっては当に福音の書であり、著者に感謝している。

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「ひきこもり」救出マニュアル
斎藤 環
PHP研究所 (2002/06)
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全国に100万人いるといわれている「ひきこもり」。ひきこもりとは、長い間自宅にこもって社会参加をしない状態をいう。皮肉にも、新潟県の監禁事件や佐賀県在住の少年が引き起こしたバスジャック事件で、一気にその名を知らしめることとなった。

思春期・青年期の精神病理が専門で、「ひきこもり」治療に詳しい著者が、具体的な事例をもとに、Q&A方式で、ひきこもりから抜け出す手だてを示している。タイトルだけを見ると、何となく軽い印象を受けるが、中味は非常に重く、そして真剣だ。本書の読者対象は、当事者や家族、支援する専門家などの関係者。「可能な限り『専門家に相談してください』という表現を用いない」ようにした、と著者自身が述べていることからも、実用性を重視していることがわかる。

本書は、ひきこもりの定義に始まり、原因や不登校との関連、治療の目安や選択基準、家族の接し方、社会的サポートなど、事細かに質問項目を設定している。特に印象深いのが、インターネットとの関連性だ。インターネットをやったらますます引きこもってしまうのではないか、という問いかけに対し、著者は、直接話すのが苦手な子でもメールを通してコミュニケーションが取れることや社会との接点を回復する窓口として大きな意義を持っている、と肯定している。豊かな専門知識と、ひきこもっている人たちへの温かいまなざしが、単なるマニュアルではない1冊に仕上げている。(町場キリコ)

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自分が飲んでいる薬がどんなものか?それをきちんと把握するのは、患者さんの責任でもあります。最近では薬に関する情報提供がされることが多いですが、それでも不満を感じる方がいるかもしれません。

この本は薬理の説明だけではなく、処方したときのエピソードが書かれていたり、まわりの家族、恋人などからみての注意点など、実際に役立つ情報が多く書かれています。また、普段の仕事では薬とは関係ないコ・メディカルなスタッフがちょっと薬のことを知るためにも絶好の一冊です。

luluももちろん病院の本棚に常備しています。

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