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うつ病の相談室
うつ病の相談室
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林 公一
保健同人社 (2003/11)
売り上げランキング: 20,431


[商品レビュー]
本書の構成は、うつ病患者さんに向けた「うつ病を治す」と、患者さんの周囲の方に向けた「うつ病を助ける」二部構成になっており、著者の林先生が実際に受けた質問に対して回答し、その裏にあるものを解説する形になっています。

しかし本書は一問一答形式で、うつ病そのものの解説は数ページ、代表的な治療法方も回答のなかで述べられている程度です。ですので、他のうつ病の本と合わせて読むと、足りない部分を補える本です。

特に「うつ病を助ける」では、職場でありがちと思われることが多く取り上げられているので、職場の書棚にあると役に立つのでは、と思います。

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統合失調症がわかる本―正しい理解と対処のすべて
福西 勇夫
法研 (2002/12)
売り上げランキング: 11,718


[商品レビュー]
かって「精神分裂病」と呼ばれていたこの病気は、社会的偏見を呼び起こすという理由で平成14年から「統合失調症」という名前に改められた。それを受けて統合失調症に関する医学界の最新の情報とスタンスを紹介する好著。

幻覚や妄想などを伴う統合失調症は、うつ病とは違い、まだ明確な原因が突き止められていないが、まず脳内の神経伝達物質ドーパミンの分泌過多が原因であろうと予測される(うつ病の場合は脳内のセロトニン不足が原因であるとほぼ解明されている)。

うつ病と違って統合失調症は一般人並みの社会的生活が困難であり、注意深い治療と対応が必要とされる。しかしこの病気もある意味「治る病気」であり、世間の理解さえ十分なら患者の社会復帰、社会参加は十分に可能なのである。そのための統合失調症に関する社会的啓蒙が必要であり、患者を抱える家族や普通の人がこの病気を理解するために必要十分な最新情報がまとめられている一冊である。

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家族を「うつ」からすくう本 あなたのうつ病治療は間違っている
最上 悠
河出書房新社 (2004/02/22)
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[商品レビュー]
家族用に書かれた本はいろいろありましたが、なにかお決まりの事柄やうつについての聞いたことがあるような一般論に終始しているものばかりと思っていました。けれど、この本は、一味違いました。視点が、家族にうつ病を勉強させようというよりは、もう少し踏み込んで治すためには具体的に何をすればよいのかということを専門的なノウハウが書かれているのです。

元々、著者の本のファンではあったのですが、やはり他の本と同様に、著者の人間性が伝わってきて、うつの患者を家族に抱えた自分自身にも、なんだか将来への希望をもたせてもらった・・・そんな読後の感想を持たせてくれる1冊です。

うつ病がどうこうというよりも、子育てとか家族という、その本質について得られた部分が大きかったですし、やはり著者のいうとおり、何もないところにうつが生まれるのでなく、「人間関係に問題があれば誰でもうつになる」という言葉に共感しました。

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うつ病の人の気持ちがわかる本
保崎 秀夫
主婦の友社 (2001/03)
売り上げランキング: 9,130


[商品レビュー]
正直、うつ病に関しての知識がほとんどない状態でこの本を読んだんですが、すごく参考になりましたね。

本人ですらわからないことが、この本にはちゃんとわかりやすく載せてくれているので、自分の病気に対して理解をし、その上で治療を受けているから、少し救われた気になったかも。

もちろん家族にも読んでもらって、自分だけでなく、周りで同じようにうつ病になっている人の手助けをしてあげられる、そういう本だと思います。

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ユング派の筆者による精神分裂病に関する治療体験がまとめられている。かなり積極的なアプローチがなされており、ひとつのやり方として参考になるだろう。本の中で著者も述べているが、病院という枠がしっかりしていないとこうした治療はうまく働かないように思える。

luluとしては、風景構成法を用いた治療を興味深かったです。描画を使った治療の危険性みたいなものも事例から垣間見ることができるのでは?

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これはluluが一番最初に買った「認知療法」の本です。認知療法の利点は、患者さんが自分で記録をつけたりして実践することができるところだと思います。自分を見つめ直す余裕を持っている人、物事を分析するのが得意な人には合っている療法かもしれません。

タイトルにもある通り、認知療法は「うつ」の治療をメインに始まったものですが、現在ではさまざまな心の病いに適応されているようです。

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著者は中井久夫先生の流れをくんでおり、統合失調症(精神分裂病)の治療をとても丁寧にされています。luluは精神病院に勤めていますが、ここまでの治療をされるDr.を見たことがありません。

精神病院に勤めようと思っている方は絶対に読んでおくべき本だと思います。中井先生の「精神科治療の覚書」と合わせて読むと言うことありません!

第1章 精神科医の常識であってよいであろうこと
第2章 新米精神科医時代の体験から学んだこと
第3章 電撃療法のこと
第4章 病棟・患者・看護スタッフ・医師のこと
第5章 精神病院の夜回診のこと
第6章 再発のこと
第7章 慢性分裂病の治療とたかが体重などのこと
第8章 月経のこと
第9章 いわゆる治療困難・処遇困難例について
第10章 安定しない慢性病態について
第11章 薬物療法についての雑感


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